株式会社キャストは、日本の製造業を支える素形材（鋳造品）を製作している会社です。

商品名：キャスティング フレーム

　鋳物製造メーカーは砂型を作る為に金属製の枠を使用します。（中型から大型の鋳物を製造する自硬性砂型プロセスの場合）大抵の場合、この金枠は板状の金属を切断し、アルゴン溶接して形にしていきます。この板材はSS材なので、錆に弱く、砂型から発生する酸によって本体が剥がれ落ち、徐々に薄くなってきます。その肉厚は作成当初は16mm〜19mmで作成されても、5年で4ｍｍ〜5ｍｍ程薄くなってしまいます。鋳物の熱膨張を砂型と金枠によってしっかりと抑え込む必要がある為、金枠もやせ細ったものではなく、肉厚で、梁の数も多く、砂型をしっかりと抑え込み、枠自体の強度が高い金枠を使用する事がより良い鋳物を作成できます。
　手込めの鋳造業において、この金枠は各社がサイズごとに保管し、製品に合わせて作成したり持っている金枠にあわせて、製品の出来る出来ないが決まったりします。故にサイズが違う金枠を数多く所有しなければなりません。メーカーによっては専用金枠をメーカー負担で作成してくれる場合もありますが、多くは鋳物屋負担となる為、コストを重視し過ぎると、細い部材を使用したり、梁の数を少なくしたり工夫を凝らしますが、長期で考慮すると、強度が落ちるのが早く、不良を発生させる原因となり得ます。また板金プロセスでは作成に時間が掛かります。その点鋳物金枠は型があるので、納期は早いです。

当社の鋳物金枠「キャスティングフレーム」の特徴
1.一体構造で高い強度
　鋳造一体構造で、厚み25mmで作成しています。

2.梁の構造を強化し、鋳型をしっかり固定
　梁の形状をT字型で構成し、砂型をしっかりと抑え込み、鋳バリの少ない鋳物が作れます。

3.鋳物製なので錆に強い
　鉄製の金枠に比べて劣化しずらく、錆（さび）に強いです。

4.リサイクルできます
　FCD450で作成しているので数年使用し、強度が落ちてきたら、切断して溶解材料（FCD450材）としてリサイクルできます。

詳細ダウンロードはこちら
Casting-Frame-01.pdf へのリンク
Casting-Frame-02.pdf へのリンク


サイズは5種類
1.FRAME 01（ 1300×1200　H300）



2.FRAME 02（1500×1500　H250）



3.FRAME 03（1500×1500　H400）



4.FRAME 04（1810×1130　H250）



5.FRAME05（1810×1130　H400）

品番	サイズ	素材	参考重量	吊手数	クランプ数
01	1300×1200　H300	FCD 450	360kg	16	6
02	1500×1500　H250		430kg	8	6
03	1500×1500　H400		560kg	8	6
04	1810×1130　H250		440kg	8	8
05	1810×1130　H400		600kg	8	8